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OTC販売薬剤師の仕事について

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OTCにおける薬剤師の待遇

昔、登録販売士という資格が世の中に存在しなかった頃は、スーパーやドラッグストアで薬品を扱うためには薬剤師を置くのが義務付けられていました。

10年位前に職探ししたときは、OTCの薬剤師バイトっていっぱい募集しててしかも時給もよかった。

 

しかし先日たまたま確認してみたら、私が以前バイトしていたドラッグは現在では薬剤師を全員クビにして登録販売士のみにしていた。

それ以外にもいろいろ調べてみたら、全国規模で有名な大手スーパーも薬剤師の求人を完全にやめていた。私が新卒のときは薬剤師枠で新卒募集があったのに、あのころ就職した人たちは今はどうなったんだろう・・・?

ドラッグやスーパーではもう薬剤師置かないといけない1類医薬品の販売はやめているところがおおい。1類はいまは調剤薬局でしか扱ってないことが多い。よぼど1類医薬品が飛ぶように売れる店舗じゃなければ、1類医薬品の販売利益よりも薬剤師を置くコストのほうが大きいので…。

 

もう何年も前から言われてるけど、薬剤師の人件費削減のためにアメリカのような調剤専門の「調剤士」制度を作るような声が出ている。

これがもし実現したら、調剤薬局も病院も1店舗あたりにおく薬剤師の数を半減くらいにまでできるだろう…。

仕事内容も、調剤がなくなったら調剤薬局の薬剤師はひたすら監査投薬監査投薬監査投薬…あと何かトラブルや調剤ミスが起こった時に責任を負う役。

 

私は実家が薬店(親は薬剤師免許ではなく薬種商免許だったのであくまで「薬店」。薬「局」ではない)で、幼いころからさんざん親に聞かされてたから知ってるんですが、医薬業って昭和のころくらいの昔は法律ですごく優遇されてたんですよ。

たとえば薬局は1件当たりの距離制限(近くに新規出店が禁止されてる)があって、競合できないようになってた。それが今ではコンビニ並みの乱立に…

あとは、薬剤師の名義貸しっていうのもあって、よその店舗に管理薬剤師としての名義だけを貸して自分は働かなくて定期的に帳簿にハンコ押すだけで、月10万とか謝礼をもらえてた時代があったんです。もちろんそのあいだ自分はぜんぜん違う会社で働いてもいいし、好きなことしたり専業主婦でもOK

なので小さいころから親に、薬剤師がいかに女の仕事として美味しいかというのを聞かされて、薬剤師になることを強く望まれていました。

でも、時代は当然変わるので…いまは全然おいしくないと思います。むしろ私学は学費面でコスパマイナスだと思う。

これからの子供の教育

私は、これまでの人生経験から時代の先を読むことはほぼ不可能なのでは、と思っています。出生率や、経済だけでなく、スマホとかパソコンとかネットとかのイノベーションの出現で世の中が大きく変わるので…。

じぶんのこどもには、「具体的にこの職業についてほしい」というのをいうのではなくて、いつどんな時代になっても自分で食べていけるような性格や基礎能力を身に着ける、というコンセプトで教育していきたいと思ってます。