★都心でワーママ!教育・お金のこと★

都心の子どもの教育と将来について考えるブログです。

子供が「将来、漫画家になりたい!」って言ったらどうする?

漫画家の部分は別に「小説家」「映画監督」「アーティスト」でも「ミュージシャン」でもいいんですが、とにかくそういうクリエイティブで才能がものをいうと思われていて、会社組織に属さず、腕一本で食べていく、(そして福利厚生、退職金など将来の補償はゼロ)ような職業のことです。

 

 

頭ごなしに否定して、もっと地に足をつけて考えろっていいますか?

それとも応援しますか?

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うちの夫含め、私の知り合いや友達に、漫画家、イラストレーター、画家、小説家、脚本家がいます(ミュージシャンはいない)。みなプロとして専業で食べて行っている人たちです。

当然、人それぞれ、というのが前提ですが、どういう人が、そういった職で継続してやっていけているのか改めてリサーチしてみました。

注:全員私と同年代前後なので、それより上の世代の人やずっと若い人はまた別かもしれません。

学歴は基本あまり関係ない

意外にも、専門卒から芸大、早慶卒まで幅広い。

だから、偏差値をあげるためのお勉強とクリエイティビティとはあまり相関がないような気がする。できる人は両方できるし、お勉強には興味ないクリエイティブ特化型もいる。

なので、私なら、自分の子供が小中学生なら「とりあえず学校の勉強も頑張りなさい」っていうかな。高校生なら微妙だな…。

ちなみに早慶卒だと、マスコミ関係にOBや同級生がおおいのと愛校精神が強いので、巡り巡って同窓の縁で仕事が来ることがある。

いっぽう、東大レベルまで学力があるとクリエイティブな能力は趣味と割り切って、堅実な仕事(医者、官僚、大企業サラリーマンなど)を選ぶ人が多い。会的信用力や生涯賃金とか計算して上記の職業に就いたほうが断然得だと考える人になるので…。

 

偏差値的な学校のお勉強は超整備されたレールがある

中学〜大学入試では、教育産業の市場がでかいので王道のレールが確立されてる。

何も考えずに、塾や学校から与えられた問題集や勉強をすればいいし、テストの点数や偏差値などでこれまでの頑張りが客観的に数値化されるので、努力の方向性や方法で迷うことがない。

塾や問題集も自由競争が働いてすごいクオリティが高いものがたくさん溢れてる。

これは大学入試後の国家試験や公務員試験などでもそう。

就職についても、入った大学のレベルによってある程度就職先が決まってるし、就活サイト、就活読本、セミナー、学校の就職課など、バックアップ体制がめちゃくちゃ整っている。なので、あまり深く考えなくても王道の通りに行動すればだいたい決まる。

クリエイティブで食っていくにはレールを自分で開拓していかないといけない

起業とおなじというか、どうしたらいいっていう王道ははない…デビューの方法は千差万別…すべて自分で考えないといけない。もちろんデビューした後のほうがもっときつい。

さらに、お勉強と違って親とか周囲から反対されることが多いので、それに打ち勝つガッツも必要。うちの夫は中学のころからそれで父親とけんかしてましたね。今でもよそよそしい…。

あと20代のうちに、自分の実力は今どのへんかっていうをの客観的に正確に見れてるかどうかが肝のような気がする。

そしてデビューしたあとも、ずーっと続けていくためには、平均以上の社交性と精神力と道なき道を開拓していく能力が必要。これがない人は作品が良くても途中で心折れて辞めている…。

実際ほんとに暮らしていけるの?

たとえば漫画家としてドラゴンボールとかワンピースくらいものすごく売れるのは(運の要素が加わるので)難しいけど、クリエイティブ職で普通以上に暮らしていく程度なら、普通の人が思っているほどハードルは高くないなっていうのをいろんな人と話してて最近知った。

今後は会社に属してるから一生安泰ってわけでもないし、本気でやるならまあありだともいます。

普通の会社員に比べて脱落者も多いので(時にメンタルを病んで戻れなくなる人も…)、気軽には勧めませんが。